サイト内で使用している用語を一問一答形式でまとめています。
五十音順で並んでいます。
- 【用語一覧】
- ・相対取引(アイタイトリヒキ)
- ・EBITDA(イービットディーエー)
- ・オムニチャネル
- ・株式報酬の戻入れ
- ・キャッシュフロー計算書
- ・GAAP指標(ギャープシヒョウ)
- ・コマーシャルペーパー
- ・SaaS(サーズ/サース)
- ・シニア債
- ・社債
- ・SPAC(スパック)
- ・政府機関証券
- ・セクター
- ・貸借対照表(タイシャクタイショウヒョウ)
- ・のれん
- ・non-GAAP指標(ノンギャープシヒョウ)
- ・バックログ
- ・BPS(ビーピーエス / 1株当たり純資産)
- ・PBR(ピービーアール / 株価純資産倍率)
- ・PPA(ピーピーエー)
- ・ブロック取引
- ・MaaS(マーズ/マース)
- ・レバレッジ
- ・ロックアップ
- ・ワラント
【用語一覧】
・相対取引(アイタイトリヒキ)
相対取引 / Over the counter / OTC
1対1の売り手と買い手が当事者間で交渉(価格、数量、決済方法など)し、市場を通さずに行う取引方法。
・EBITDA(イービットディーエー)
EBITDA
金利・税金・償却費控除前の利益。
金利水準、税率、減価償却方法などの、国による制度の違いを極力省いて収益力を比較できる。
ただし、算出方法や定義が複数あって統一されていないので、何が基準となっているかには注意が必要。
・オムニチャネル
Omnichannel / Omni-Channel Retailing
ECサイトや実店舗、SNSなど、ネットとリアルの垣根を超えたあらゆる媒体に顧客の入り口を作り、販売促進を行う戦略。
オンライン・オフラインの壁を取り払い、シームレスに統合された販売サービスを提供する。
・株式報酬の戻入れ
従業員への給与の一部を、現金ではなく株式で支払っている(ストックオプションなどの株式報酬を用いている)場合、キャッシュフロー計算書の営業活動に発生する。
株式報酬は費用として計上されるが、現金支出ではないので、キャッシュフロー上は加算(戻入れ)処理される。
急成長しているテクノロジー企業などでよく用いられる。
・キャッシュフロー計算書
Cash flow / キャッシュフロー計算書
企業の事業期間(決算から決算の間)のお金の流れを表した表。
決算書の一つ。
★詳細を紹介した記事もあります。
キャッシュフロー計算書の概要はこちらへ。
また、キャッシュフロー計算書を見る際の注目ポイントはこちらでまとめています。
・GAAP指標(ギャープシヒョウ)
公正な会計基準(米国会計基準)に基づいた正式な数値。
★non-GAAP指標との違いやその要因をまとめた記事もこちらにあります。
・コマーシャルペーパー
commercial paper / コマーシャルペーパー / CP
短期で資金調達を行うために企業が振り出す約束手形のことを言う。
原則無担保のため、一流の信用力がないと発行することができない。
償還期間の短いものが多く、通常一年未満、特に90日以内の短期手形が多い。
・SaaS(サーズ/サース)
SaaS(サーズ/サース)
”Software as a Service”の略語で、日本語にすると「サービスとしてのソフトウェア」となる。
クラウドを用いて、インターネット上でサービスとして使用できるソフトウェア。
ユーザーはインストールやセットアップが不要で、インターネットさえあればすぐにソフトウェアを利用できる。
★詳しく紹介した記事もこちらにあります。
・シニア債
Senior bond / シニアノート / シニア債
社債の一種で、企業が資金調達を行う際に発行する。
返済義務のない株式とは異なり、社債は負債となるため返済義務が発生する。
シニア債は、この社債の中でも最も低リスクな位置づけとなり(企業が破産した際の返済優先度が高い)最もローリスク・ローリターンでもある。
・社債
Corporate bonds / 社債 / 〇〇Notesなど
企業が資金調達を行う際に発行する。
返済義務のない株式とは異なり、社債は負債となるため返済義務が発生する。
投資家視点では、配当や売買によって利益を出すことはできず、期限が来ると利息の付いた資金が返ってくる。ローリスク・ローリターン。
・SPAC(スパック)
SPAC(スパック)
特別買収目的会社。
上場して他社を買収することを前提とした、事業を一切持たない企業。
2020年頃から、この仕組みを利用したIPO(上場)が増加している。
詳細を紹介した記事があるので、良ろしければご覧ください。
・政府機関証券
government & agency securities / エージェンシー債 / 政府機関証券
米国政府や政府機関、連邦政府支援企業が、主に資金調達のために発行する債券。
・セクター
Sector / セクター
テーマや業種、分野をグループ分けする呼び方。
主に株式相場・市場の分析や区分で使われる言葉で、発行株数や株価によって分ける場合もある。
・貸借対照表(タイシャクタイショウヒョウ)
貸借対照表(タイシャクタイショウヒョウ)
決算の時点で企業がどのような資産・負債を持っているのかを示す”財政状態”が載った表。
決算書の一つ。
★詳細を紹介した記事もあります。
貸借対照表の概要はこちらへ。
貸借対照表の資産・負債のバランスから全体を掴むポイントはこちらで。
貸借対照表の数値を使った比率の計算方法はこちらで紹介しています。
・のれん
Goodwill / のれん
企業の買収(M&A)を行った際の、買収価格と実際の純資産額(買収される側)の差。
店先にかかっている暖簾が由来で、企業の信用やブランド力を資産として計上する。
より詳しい解説や減損についてはこちらで紹介しています。
・non-GAAP指標(ノンギャープシヒョウ)
公正妥当と認められた会計基準GAAPによる数値から、一時的な損益を除いて調整した数値。
企業が参考値として提出する。
余計な損益を省いた実力を示す数値とも言えるが、場合によってはGAAPだと赤字の企業が黒字になるなど、数値の乖離が大きいこともあり注意が必要。
★GAAPとの違いや、差異の生まれる要因をより詳しく解説した記事もあります。
・バックログ
Backlog
”受注残”のようなもの。
受注したものの、まだ契約履行義務が残っており、現時点では売上として認識されておらず、今後契約履行していく過程(もしくは契約完了時点)で売上に認識(計上)される予定の金額。
・BPS(ビーピーエス / 1株当たり純資産)
BPS / 1株当たり純資産 / Book Value Per Share
BPS = 純資産(自己資本)÷発行済株式数で計算される。
1株に対して純資産(自己資本)がどれだけあるのかを表している。
単位は計算に使った通貨通りとなる。当サイトではほとんどが”ドル”。
・PBR(ピービーアール / 株価純資産倍率)
PBR / 株価純資産倍率 / Price Book value Ratio
株価に、1株当たり純資産(BPS)の何倍の値段がついているかを表す。
この数値が低い方が、割安な株価だと判断される。
ちなみにこの数値が”1”のときは、株価と資産価値が同じことを表している。
PBR = 株価÷1株当たり純資産(BPS)で計算される。
・PPA(ピーピーエー)
PPA / 電力販売契約 / Power Purchase Agreement
電力の需要家が提供したスペースへ、PPA事業者が発電システム(太陽光パネルなど)を無償で設置し、需要家が実際に使用した電力分の電気使用料を請求する契約。
・ブロック取引
block trade / ブロック取引 / ブロックトレード
公開市場ではなく、証券会社を通じて、一つの銘柄を一度に大量に相対取引すること。
市場への影響を抑えながら、短時間で取引が完了できる。
・MaaS(マーズ/マース)
・MaaS(マーズ/マース)
”Mobility as a Service”の略語で、日本語では「サービスとしての移動」となる。
電車、バス、タクシー、レンタカー、飛行機などの交通手段を跨ぎ、検索・予約をワンストップで提供するサービス、概念のことを指す。
ユーザーは目的地までの経路・乗り換えを交通機関を問わずに一括して検索でき、そのまま予約・決済まで行える。
・レバレッジ
レバレッジ / leverage
実際の資金(担保となる保証金)の何倍もの取引が可能になる仕組みのこと。
例えば1,000ドルの保証金に2倍のレバレッジをかければ(レバレッジを使用すれば)、2,000ドルの取引が可能になる。
上手くいけば多くの利益を生みだすことができるが、実際には保有する資金以上の取引を行うので、リスクも高い。
・ロックアップ
ロックアップ / lock-up
株式公開前の株主が、公開後の一定期間持ち株を売却できないよう、事前に契約を交わすこと。
・ワラント
ワラント / Warrant
定められた一定期間内に、事前に決められた価格で株を購入できる権利のこと。
事前に購入価格は決まっているので、株価が上がってから購入すれば利益となるし、購入する際に株価が下がっていたら損失を生む。