【VYGR】ボイジャーの株価50%超えの急騰

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ボイジャー・セラピューティクス(Voyager Therapeutics, Inc. / VYGR)の株価が、2021年10月6日に急騰しました。
一時は60%を超える上昇率となっていましたが、最終的には約56.7%の上げ幅となりました。
今回は会社概要と株価急騰の要因をまとめていきます。

1. Voyager Therapeutics, Inc.とは

ボイジャー・セラピューティクスは、ゲノムによる重度の神経疾患の治療法開発を行っている企業です。

販売する商品はまだありませんが、アデノ随伴ウイルス(AAV)の優れたカプシド(キャプシド)技術”TRACERプラットフォーム”を持っています。
カプシドとは遺伝子を包むタンパク質で、これらを書き換えた治療用遺伝子を人体に挿入し、病気の治療を行う研究が進んでいます。

なお、2021年8月に”カプシドやプラットフォーム技術への投資を拡大する”という方針を打ち出し、外科手術ベースの治療プログラムの中止と、より安全性の高い治療プログラムの開発を宣言しています。

ボイジャー・セラピューティクスの事業内容や年度末決算などを分析した記事はこちらにあります。

2. 株価の急騰はファイザーとの契約

2-1. 契約の概要

2021年10月6日に、ファイザー社との”TRACER”ライセンス契約締結が発表されました。
これによってボイジャーは前金3,000万ドルを受け取り、更に今後、最大6億ドルのマイルストーンやロイヤルティを受け取れる可能性も生まれました。

このプレスリリース内では従来のAAVカプシドと比較した優位性も紹介されており、中には”一つのカプシド候補で、従来の1,000倍以上の導入遺伝子の発現(遺伝子の情報が、細胞の構造や機能などに表れること)があった”というデータも盛り込まれています。
もし1,000倍以上の発現が安定的に実現できれば、患者への投与量が減ることに繋がります。

今回のファイザーとの契約では、こういったボイジャーの技術力が認められたと言えそうです。

2-2. チャート

ボイジャー・セラピューティクスの約半年間のチャートです。

VYGR株価チャート_2021年4月~10月6日

治療薬の開発成功などのニュースがないため、株価は長く下落を続けていました。
しかし、今回のファイザー社との契約のニュースで、かなり大きく上昇しています。

3. まとめ

今回のファイザー社との契約は、ボイジャー・セラピューティクス(VYGR)の技術力が評価されたと言える、明るいニュースでした。
従来のカプシドと比較した際の優位性も高そうで、今後の更なる開発・技術の展開に期待したい内容です。

また、株価はかなり下がっていたため、50%以上の上昇を経ても4ドル以下と投資しやすい価格帯ですが、こういった大きなニュースの後は再びじわじわと株価が下がる場合もあるので、今後の動向には注意しておきたいです。

今回の記事はVoyager Therapeutics, Inc.のコーポレートサイトを参考に作成しました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

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