PTC2021年3月四半期決算【PTC】PLMもSaaS提供へ

米国株の四半期決算
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ピー・ティー・シー(PTC Inc / PTC)の四半期決算(2021年第2Q)について、アナリスト予想とも比較しつつその内容をまとめていきます。
PTCの事業内容や年度末決算分析をまとめた記事はこちらにあります。

1. アナリスト予想との比較

いずれもアナリスト予想を上回るEPSを達成しています。
EPSの数値自体も順調に増加しています。

PTCのEPS_アナリスト予想と実績比較

次は、実際の売上高と利益額がどのように推移しているのかを見ていきます。

2. 四半期ごとの売上高と純利益(損失)の推移

PTCの売上高・純利益(損失)

これは、四半期ごとの売上高と純利益をまとめた表です。
(単位:百万ドル)

売上高は順調に増加しています。

2020年12月締め四半期(2021年第1Q)、3月締め四半期(2021年第2Q)の利益増減には、主に法人税等の調整が影響しました。
また、売上が増加しても原価はあまり増えない事業構造のため、売上高の増加に伴い粗利率が高くなります。

なお、今回の2021年3月締め四半期で累積赤字が無くなりました

3. その他の補足

3-1. 株式買戻しの可能性

PTCの取締役会では、2020年10月1日~2023年9月30日の期間に、10億ドルを上限として普通株式を買い戻すことを認められています。
しかし、2021年3月末時点では買戻しは行われていません。

3-2. Arena買収

2021年1月15日、SaaS PLM(製品ライフサイクル管理)のプラットフォームを提供するArena社を、約7億1,500万ドルで買収しました。
これは手元現金と6億ドルの借入金で支払われ、売上増加が見込まれると共に各種資産が増えており、元々固定資産の大半を占めていた”のれん”も更に大きくなりました。

この買収によりPTCは、3次元CADだけではなく、PLMにおいてもSaaSソリューションを提供できるようになります。

4. まとめ

PTC(PTC Inc)は買収での事業拡大も行いつつ、目標とする”産業用ソフトウェアのSaaSリーダー”へ近づいてきています。
買収の影響で増加した資産がROAなどにマイナスの影響を与えることが予想されますが、原価が増加しづらいビジネスモデルや、契約形式(永久ライセンスからサブスクリプション形式へ)の移行がほぼ完了したことは利益に貢献すると考えられます。
また、累積赤字が解消された点は喜ばしいです。

野村證券の新規組入れ銘柄に選ばれたことでも話題となっており、今後、利益拡大局面を迎えることが期待されています。

(PTCの事業内容や年度末の決算書分析を行った記事もこちら↓にあります)

PTC【PTC】銘柄分析_SaaS型3D CADやARなどを提供
ピー・ティー・シー(PTC Inc / PTC)の事業内容と決算書(10-K)などを分析しまとめました。SaaS型フルクラウド3D CADや、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェア・サービスを提供し、リモートワークサポートにも力を入れている企業です。

今回の記事は2020~2021年のPTC Incの決算書及び四半期レポート、コーポレートサイトを参考に作成しました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

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