2021年9月四半期決算【MMC】マーシュ・アンド・マクレナン

米国株の四半期決算
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マーシュ・アンド・マクレナン(Marsh & McLennan Companies, Inc. / MMC)の9月締め四半期決算(2021年第3Q)について、アナリスト予想とも比較しつつその内容をまとめていきます。

マーシュ・アンド・マクレナンについて、事業内容や年度末決算をまとめた記事はこちらにあります。

1. アナリスト予想との比較

アナリスト予想を上回るEPSを達成しています。

MMCのEPS_アナリスト予想と実績比較_2109

次は、実際の売上高と利益額がどのように推移しているのかを見ていきます。

2. 四半期ごとの売上高と純利益(損失)の推移

これは、四半期ごとの売上高と純利益をまとめた表です。
(単位:百万ドル)

前期(第2Q)と比較すると減収減益ですが、前年同期と比較すると売上が15%増加、純利益が70%増加となっています。
例年第3Qは売上と利益が減少することが多いため、時期的な影響も大きいと考えられます。

また、前期と比較するとリスク・保険サービス事業の売上が減少していますが、前年同期との比較ではリスク・保険サービス事業とコンサルティング事業のどちらの売上も増加しています。

3. その他の補足

3-1. 自社株買い

2021年の9ヶ月間の間に、7億3,400万ドル分(530万株)の株式買い戻しを行っています。
また、承認された買い戻し枠はまだ17億ドルほど残っているので、今後も買い戻しが行われるかもしれません。

3-2. 2021年9ヶ月間の比較

2021年第1Q~第3Qの9ヶ月間を前年同期と比較すると、売上は15%増加、営業利益(事業からの利益)は33%増加、純利益は43%増加しています。

2020年も前年(2019年)から増収増益となっていましたが、この調子が続けば2021年もさらなる成長が期待できそうです。
ちなみに純利益は既に2020年の実績を超えています。

4. まとめ

マーシュ・アンド・マクレナン(MMC)の2021年第3Qの業績は、前期よりも勢いが落ちたものの、前年同期よりも好調な結果となっています。
また、第3Qに売上が落ちるのは時期的な要因が大きいと考えられるので、前期より不調であることはあまり気にしなくて良さそうです。

なお、売上・純利益共にアナリスト予想をクリアしています。

(マーシュ・アンド・マクレナンの事業内容や年度末の決算書分析を行った記事もこちら↓にあります)

今回の記事は2020~2021年のMarsh & McLennan Companies, Inc.の決算書及び四半期レポート、コーポレートサイトを参考に作成しました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

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