ジョビー最新決算_商業化に向け順調か【JOBY】

米国株の四半期決算
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2022年8月に発表されたジョビー・アビエーションの最新決算、認証取得の進捗や量産機の生産、最新トピックスなどをまとめました。

1. ジョビー・アビエーションとは

ジョビー・アビエーション(Joby Aviation, Inc. / JOBY)はeVTOLという電動機体を用いた空飛ぶタクシーを開発している企業です。

2024年の商業化を目指している点、トヨタなどから大きな出資を得ている点、米国空軍との取り組みを行っている点などから、期待が集まっています。

ジョビー・アビエーションの銘柄分析はこちらでまとめています。

2. 決算・ニュース

2-1. EPS

ジョビー・アビエーションの今四半期のEPSは-0.09ドルでした。
これは、アナリスト予想の-0.15ドルを上回る結果です。

なお、まだ商業化に至っていないため、売上は発生していません。

2-2. FAAの認証取得

FAA(米国連邦航空局)の認証については、予定より早くパート135(旅客航空機としての運行を許可するもの)を取得しました。

問題は、2022年5月に行われたFAAの方針転換です。
この方針転換は耐空証明や型式の認証に関するもので、これまでの航空機という扱いから一転、パワーリフトの枠組みへと変更されました。
機体の開発やテストの基準となるものが変わってしまったため、その影響が懸念されます。

なお、ジョビー・アビエーションは、変更後の認証取得も順調に進んでいるとしており、ステップのうち約4分の3が完了していると述べています。

2-3. 機体の量産化

ジョビー・アビエーションは現在初めての量産機体を製造中で、今回の決算では尾翼部分が完成したとされました。

現在は翼と胴体部分を進めています。

以前、この機体は2022年内に飛行する予定であると述べていたため、今後の進捗が気になります。

2-4. 米国防省との契約の拡大

米国国防総省との契約額が、最大7,500万ドルに引き上げられました。
これは以前の3,000万ドルの2倍以上となります。

ジョビー・アビエーションが開発しているのは軍事用の車両ではありませんが、物資輸送などに使用されているようです。

2-5. 買収

コスタリカを拠点とするソフトウェアエンジニアリング企業、Avionyxを買収しました。
これは型式やソフトウェアの認証をサポートするためだとしています。

3. まとめ

ジョビー・アビエーション(JOBY)が今回発表した決算、ニュースでは、機体開発や商業化の準備が順調に進められている様子がうかがえました。

ただ、FAAの方針転換は機体開発に関わるかなり大きなものだったため、注意深く見守っていきたいです。

記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

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