2021年9月四半期決算【JNJ】ジョンソン&ジョンソン

米国株の四半期決算
スポンサーリンク

ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson&Johnson 略称:J&J / JNJ)の9月締め四半期決算(2021年第3Q)について、アナリスト予想とも比較しつつその内容をまとめていきます。

ジョンソン&ジョンソンについて、事業内容や年度末決算をまとめた記事はこちらにあります。

1. アナリスト予想との比較

アナリスト予想を上回るEPSを達成しています。

JNJのEPS_アナリスト予想と実績比較_2109

次は、実際の売上高と利益額がどのように推移しているのかを見ていきます。

2. 四半期ごとの売上高と純利益(損失)の推移

JNJの売上高・純利益(損失)_2109

これは、四半期ごとの売上高と純利益をまとめた表です。
(単位:百万ドル)

今期(第3Q)は売上がアナリスト予想を下回り、純利益は前期(第2Q)よりかなり大きく減少しました。

なお、前年同期と比較すると売上は11%増加、純利益は3%の増加です。
これには前年の2020年がコロナ感染拡大によって不調だったことも影響しています。

なお、前年同期と比較した際、アメリカ/アメリカ以外という地域セグメントで見ても、消費者向け商品/医薬品/医療機器という事業セグメントで見ても、全てのセグメントで売上が増加しています。

3. その他の補足

3-1. 薬価引き下げ

アメリカで、薬価の引き下げに向けた法改正の動きがあります。
この法改正が実現すれば政府の医療費への歳出が削減されますが、製薬会社は”研究開発費の回収を行うための適切な価格で販売している”としており、どのように事態が進展するか注目が集まっています。

また、このニュースは製薬に関連する銘柄全体の株価に、マイナスの影響を与えています。

3-2. タルク訴訟に対する子会社設立と破産

J&Jが抱えている訴訟の一つに、タルクのベビーパウダー問題があります。

これは原料のタルクにアスベストが混入しており、使用した消費者の”がん”などの原因となったとして訴えられているもので、これに関するものだけで数万件の訴訟を抱えているとされています。

既に判決が出ている中にはJ&J側が敗訴し21億ドルの賠償命令が出たものもあり、経営の大きなリスクとなっていました。

そのような中で今回(2021年10月14日)、化粧品用タルク訴訟の請求権などを管理する子会社の設立と、その子会社の破産申請が発表されました。

驚くような方法ですが、これによってJ&J本体からタルク訴訟の問題を切り離し、巨額の賠償リスクを回避できるようです。
ただ、なかなかない事例なので、この後どのような動きが生まれるかは念のため注視しておきたいです。

4. まとめ

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の2021年第3Qの業績は絶好調とは言えませんが、EPSがアナリスト予想を11%上回りました。

また、訴訟に関しては思い切ったリスク回避策を講じ、利益の確保に努めているようです。

( ジョンソン・エンド・ジョンソン の事業内容や年度末の決算書分析を行った記事もこちら↓にあります)

今回の記事は2020~2021年のJohnson&Johnsonの決算書及び四半期レポート、コーポレートサイトを参考に作成しました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました