2021年6月四半期決算【ISRG】インテュイティブ・サージカル

米国株の四半期決算
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ロボット手術のトップを走るインテュイティブ・サージカル(Intuitive Surgical Inc / ISRG)の6月締め四半期決算(2021年第2Q)について、アナリスト予想とも比較しつつその内容をまとめていきます。

インテュイティブ・サージカルについて、事業内容や年度末決算をまとめた記事はこちらにあります。

1. アナリスト予想との比較

アナリスト予想を上回るEPSを達成しています。

ISRGのEPS_アナリスト予想と実績比較

次は、実際の売上高と利益額がどのように推移しているのかを見ていきます。

2. 四半期ごとの売上高と純利益(損失)の推移

ISRGの売上高・純利益(損失)

これは、四半期ごとの売上高と純利益をまとめた表です。
(単位:百万ドル)

第1Q(3月締め四半期)に売上が一度減少しましたが、全体的に売上は増加傾向にあります。
また、純利益は順調に増加しています。

2020年と2021年の1月~6月の半年間を比較しても、売上は41%、147%増加と好調です。

3. その他の補足

3-1. 出荷台数や手術件数

2021年第2Qのダ・ヴィンチ・サージカル・システム(インテュイティブ・サージカルの主力商品である手術ロボット)を利用した手術件数は、前年同期比で約68%増加しました。
2020年第2Qはコロナ感染拡大によって社会的混乱・手術延期が起きており、これらが従来通りに戻ってきたと考えられます。

また、2021年第2Qのダ・ヴィンチシリーズの出荷台数は328台で、前年同期の178台から84%増加しています。

4. まとめ

インテュイティブ・サージカル (Intuitive Surgical Inc)は、コロナ感染拡大の影響で売上・利益共に減少していました。
しかし、一部でパンデミックが落ち着き始めたことで、再び需要が強まっています。

特に費用の増加よりも売上増加の勢いが強いため、利益が順調に伸びています。
特許切れによる不安も若干ありますが、まだまだインテュイティブ・サージカルの強さは衰えていません。

(インテュイティブ・サージカルの事業内容や年度末の決算書分析を行った記事もこちら↓にあります)

今回の記事は2020~2021年の Intuitive Surgical Inc の決算書及び四半期レポート、コーポレートサイトを参考に作成しました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

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