2022.3.9発表決算【CRWD】クラウドストライク

米国株の四半期決算
スポンサーリンク

クラウドストライク・ホールディングス(CrowdStrike Holdings, Inc. / CRWD)の1月締め四半期決算(2022年度第4Q)について、アナリスト予想とも比較しつつその内容をまとめていきます。

クラウドストライクの事業内容や年次決算についてまとめた記事はこちらにあります。

1. アナリスト予想との比較(EPS)

アナリスト予想をクリアし続けています。

CRWDのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2201

次は、実際の売上高と利益額がどのように推移しているのかを見ていきます。

2. 四半期ごとの売上高と純利益(損失)の推移

CRWDの売上高・純利益(損失)_2201

(単位:百万ドル)

売上の増加、損失の減少が続いています。

前年同期比では、売上が63%増加、純損失は121%増加という結果です。
売上の大半を占めるサブスクリプション収益は、前年同期比66%増加しました。
また、売上全体の粗利率は74%で、前年同期から1ポイント低下しています。

更に営業費用は214百万ドルから342百万ドルへ60%増加し、事業からの損失は49%の増加という結果となりました。

なお営業費用は、販売・マーケティング費用、研究開発費、一般管理費に分かれていますが、その全てが増加しています。

3. その他の補足

3-1. 通年の結果

2022年度(1月締め決算)通年では、売上が前年比66%増加の1,452百万ドル、純損失が153%増加の235百万ドルという結果でした。
また、売上の大半を占めるサブスクリプション収益は、前年比69%増加しています。

粗利率は74%のままですが、営業費用の増加は通年で見ても大きく、営業損失が54%増加しています。

3-2. ガイダンス修正

ガイダンスでは、第1Qの売上を458.9百万ドル~465.4百万ドル、通年の売上を2,133.1百万ドル~2,163.2百万ドルと見込んでいます。

また、non-GAAP EPSは第1Qが0.22ドル~0.24ドル、通年では1.03ドル~1.13ドルという予測です。

アナリスト予想(※Yahoo!financeより。2022年3月10日閲覧)では、第1Q売上が440.76百万ドル、通年売上が2,010百万ドル、第1Q EPSが0.17ドル、通年EPSが0.91ドルとされているので、各売上・EPS全てで予想値を上回るガイダンスが発表されたことになります。

3-3. 新規顧客の増加・採用数

サブスクリプションの顧客は、3四半期連続で1,600以上増加しました。

今四半期に獲得したサブスクリプション顧客数は1,638で、合計は16,325となっています。

なお、前四半期に獲得したサブスクリプション顧客数は1,607、その前は1,660でした。

また、そのうち4つ以上のモジュールを採用している顧客割合は69%、5つ以上は57%、6つ以上は34%となっており、前四半期からそれぞれ1~2ポイント上昇しています。

4. まとめ

クラウドストライク(CRWD)は今四半期も好調な決算でした。
前年同期と比べると損失が大きいですが、2022年度(1月締め)では毎四半期損失を削減してきています。

また、四半期ごとのサブスクリプション顧客の増加数は未だに衰えていません。(ただ、増加率で見ると鈍化してきていることになる)

更に、ガイダンスはアナリスト予想を上回り、市場の期待に応えています。

今回の記事はCrowdStrike Holdings, Inc.の決算書及び四半期レポート、コーポレートサイトを参考に作成しました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました