株価急落【CRNC】セレンス2021年12月四半期決算

米国株の四半期決算
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セレンス(Cerence Inc. / CRNC)の12月締め四半期決算(2022年第1Q)について、アナリスト予想とも比較しつつその内容をまとめていきます。

セレンスの事業内容や年次決算についてまとめた記事はこちらにあります。

1. アナリスト予想との比較(EPS)

今四半期は、売上がアナリスト予想を下回りました。

CRNCのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2112

次は、実際の売上高と利益額がどのように推移しているのかを見ていきます。

2. 四半期ごとの売上高と純利益(損失)の推移

CRNCの売上高・純利益(損失)_2112

(単位:百万ドル)

直近一年間の売上を四半期ごとに見ると、ほぼ横ばいです。

今四半期は前年同期と比べて、一部セグメントの原価、マーケティング費用、一般管理費を削減できましたが、リストラ費用が大きく計上されています。

また、今四半期の売上は94.4百万ドル、純利益は19百万ドルとなりましたが、前年同期は売上約93.6百万ドル、純利益が約21百万ドルでした。
したがって、今四半期は売上が増加したものの、利益が減少したという結果になります。

ただ、前年の第1Qは(前年同期。9月締め決算のため、10月~12月期は第1Q)法人税の調整による利益が大きく計上されていたため、事業から生み出された利益という点では今四半期の方が大きくなっています。

実際、粗利率は71%から74%に、売上高営業利益率は19%から24%に上昇しています。

今四半期は過去2番目に予約が大きい期となりましたが、その予約からの収益認識には当初の予定よりも時間がかかると明言されました。

3. その他の補足

3-1. ガイダンス

サプライチェーンの混乱や半導体不足、更に新型コロナによる不測の事態や人出不足などの問題が続く見通しだとして、ガイダンスは弱気なものになりました。

3-1-1. 2022年第2Qガイダンス

2022年第2Qのガイダンスでは、売上を8,200万ドル(82百万ドル)~8,600万ドル(86百万ドル)としました。

これはアナリスト予想を下回るガイダンスです。
具体的には、予想値100.03百万ドル(※Yahoo!financeより)より16%~22%低く、別のアナリスト予想である98.145百万ドル(※TradingViewより)と比較しても14%~20%低い数値です。

3-1-2. 2022年通年ガイダンス

2022年通年ガイダンスは、4億ドル~4億2,500万ドルとしていた売上見込みを、3億6,500万ドル~3億8,500万ドルに引き下げました。
引き下げ幅は中間点で9%です。

また、この新しいガイダンスを昨年(2021年9月締め通年)と比較すると、1%~6%の売上減少を見込んでいるということになります。

3-2. 続く辞任

決算と共に、CFOのMarkGallenberger氏が3月11日に辞任することを発表しました。

セレンスは2021年12月に元CEOのSanjayDhawan氏が、そして2022年2月3日に法務責任者兼秘書のLeanneFitzgerald氏が辞任しており、重要な責任者が相次いで辞任する事態となっています。

4. まとめ

セレンス(CRNC)の今四半期は厳しい内容でした。

予約は過去2番目に大きいとしているので需要はあるようですが、半導体不足などの社会的要因が足枷となっています。

また、ガイダンスによると、増加を続けていた通年売上が2022年には減少する見込みだとされており、厳しい状況はもうしばらく続きそうです。

重要責任者の辞任が続いているという点も気になります。

今回の記事は2020~2021年のCerence Inc.の決算書及び四半期レポート、コーポレートサイトを参考に作成しました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

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