2022.3.1発表決算【AMRS】アミリス

米国株の四半期決算
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アミリス(Amyris Inc / AMRS)の12月締め四半期決算(2021年第4Q)について、アナリスト予想とも比較しつつ内容をまとめていきます。

アミリスの事業内容や年度末決算など銘柄分析を行った記事はこちらにあります。

■2022年第1Q決算トピックスはこちら↓

1. アナリスト予想との比較

今四半期は、EPS・売上両方のアナリスト予想をクリアしました。

AMRSのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2112

※表の数値はTradingViewを参照しています(記事作成日の閲覧)

次は、実際の売上高と利益額がどのように推移しているのかを見ていきます。

2. 四半期ごとの売上高と純利益(損失)の推移

AMRSの売上高・純利益(損失)_2112

これは、四半期ごとの売上高と純利益をまとめた表です。
(単位:百万ドル)

売上は前年同期比19%減少しました。
これは、前年同期となる2020年第4Qに、一回限りの収益などが発生していたためです。

しかし、2020年第4Qの110百万ドルの赤字に対し、今四半期は38百万ドルの黒字となりました。
ただ、これは転換社債等の負債の価値変動が主な要因です。
事業そのものからの利益・損失を表す営業損失(利益は出ていない)は、2020年第4Qの3百万ドルから129百万ドルへ増加しました。

営業費用が全体的に増加しており、特に原価とセールス・一般管理費が大きく増えています。

なお、2021年は第2Qも黒字でしたが、この期も営業損失が出ており、黒字の主な理由は負債の価値変動など事業外の要因によるものでした。

3. その他の補足

3-1. 通年の結果

2021年の売上は342百万ドルで前年比97%増加、純損失は271百万ドルで前年比18%減少しました。
ただ、この売上の中には、アミリスが戦略的取引と呼ぶ”継続的な事業によるコア収益ではない”売上が約154百万ドル含まれています。

なお、コア収益のみを見ると前年比55%増加の188百万ドルという結果です。

3-2. ガイダンス

2022年通年のガイダンスでは、コア収益を構成する2つのセグメント(消費者収益とテクノロジーアクセス)の成長を提示しています。

消費者収益セグメントは2021年比150%以上の成長(230百万ドル以上)、テクノロジーアクセスセグメントは2021年比30%~40%の成長(124.8百万ドル~134.4百万ドル)を達成すると予測しており、コア収益のみで354.8百万ドル以上を達成する計算になります。

なお、最終的な売上は、このコア収益にその他(戦略的取引など)の収益が加算されたものです。

3-3. コア収益・事業トピックス

新しく立ち上げたクリーンビューティーブランド(美容ブランド)が予想以上に好調で、消費者収益セグメントは前年同期比86%の売上増加となりました。
これは過去最高額です。

また、ブラジルに新しいプラントの建設を進めています。
この新プラントは、2022年第2Qの稼働開始予定となっています。

4. まとめ

アミリス(AMRS)の2021年第4Qは、前年同期比で売上が減少するという残念な結果でしたが、通年では約2倍近い売上成長を達成しています。

ただ、いずれも一時的な売上(アミリスは戦略的取引と呼ぶ)が大きく影響しているため、2022年も同様の成長を期待できるのかは少々疑問です。

今回取り上げた”コア収益”という指標も、過去のリリースでは表現や構成が違うため一概に比較できませんが、美容新ブランドが好調という点、ブラジルの新工場建設など事業拡大に積極的な点は期待しても良いかもしれません。
クロとしては今すぐ保有するつもりはありませんが、今後の展開を追っていきたい内容です。

(アミリスの事業内容や年度末の決算書分析を行った記事もこちら↓にあります)

今回の記事は2020~2021年のAmyris Incの決算書及び四半期レポート、コーポレートサイトを参考に作成しました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

過去の分析記事はこちらに一覧化しています。

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