このサイト及び投資について

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1. 当サイトの運営方針

当サイトでは、主に米国企業の決算書(米国では10-Kと呼ばれる)を分析し、その銘柄の期待できる点、不安点、状況などをご紹介していきます。
なぜ米国の個別銘柄を中心に取り扱うのかというと、一言でいえば日本株に比べて成長率が高く、継続的な成長からリターンを得ることが期待できるからです。
また、リスクを最小限に止めつつ、より成長が期待できる企業に投資するためには、投資の前に企業の概要や財務状況、プレスリリースなどをしっかりチェック・分析することが必要です。
それらの情報を少しでも多くご提供し、当サイトが米国株や投資について興味を持っている方の一助となれれば幸いです。

2. 投資について

2-1. 投資ではリスクヘッジが重要

当サイトでは米国の個別銘柄への投資をメインに取り扱っていますが、投資する資金のすべてを米国の個別銘柄へ注ぎ込むのはおすすめしません。
なぜならば、投資はリスクヘッジを念頭に置いて行うことが重要だからです。投資を行う際には、複数の銘柄、セクター(業種・テーマ)などに分散させることが重要となります。

例えば複数の銘柄に投資することで、万が一1つの銘柄が暴落してしまっても、株式投資全体で見た場合の被害を最小限に止めることができます。
また、個別銘柄でなくセクター別のETF(投資信託の一種)などを購入すると、一つの銘柄に左右されないためリスクを減らすことができます。(その分価格の変動も小さくなる)

更に広い視野で見るなら、米国株のみに投資することはアメリカの経済成長に全てをゆだねることになってしまうため、他の国の株やETFなどを購入することを検討しても良いでしょう。
他にも、株に限らずコモディティ(原油・貴金属・穀物など)や国債にも投資することができ、これによってリスクを分散させることができます。

コモディティの一つ、大豆

また、投資を行うこと自体を、現金や預金のみに偏っている資産を分散させるリスクヘッジだとみることもできます。

ただ、いくらリスクヘッジに気を付けて投資を行っていても、先般のコロナ感染拡大のような世界規模での問題が発生した場合は、ほぼ全ての価値・価格が下がる可能性もあります。
いざという時のために必要な現金は確保しておき、投資は余剰資金の範囲内で行うことをおすすめします。

2-2. 米国株に投資するメリット・デメリット

日本株ではなく、あえて米国の個別銘柄に投資するメリットは、大きく分けて3つあります。

2-2-1. メリット1:米国は株価の成長率が高い

S&P500指数チャート

これは米国の株式市場において代表的な500社の株価を元に算出される「S&P500」指数の推移を表したチャートです。
これを見ると、多少の波はあるものの、継続的に成長を続けていることがわかります。

日経225指数チャート

一方、こちらのチャートは、日本の株式市場で代表的な225社の株価を元に算出される「日経225」指数(日経平均)の推移を表しています。
1980年代後半のバブル期に大きな上昇を見せていますが、その後はなかなか大きな成長が見られません。

TOPIX指数チャート

東証一部に上場する全ての国内株式を対象とした「TOPIX」指数のチャートも日経225と同様で、なかなか成長が見られない動きをしています。

これらの指数の値動きから、米国株に投資することで、その高い成長率による利益獲得が望めると言えます。

2-2-2. メリット2:米国企業は積極的な株主還元姿勢を持つ

米国の企業には、株主へ利益を還元しようと”配当金”を重視する傾向があり、中には30年以上連続で増配している企業もあります
例えば、コカ・コーラ(ティッカーシンボル:KO)や、ジョンソン&ジョンソン(ティッカーシンボル:JNJ)などがその例に挙げられます。
株を長期保有する場合、配当利回りでも利益を獲得できるのは大きなメリットとなります。

2-2-3. メリット3:1株から購入できる→分散によるリスクヘッジが容易

一部のサービスを除き、日本株は基本的に1口100株単位での売買しか行えません。
例えばソニーの株を買おうとした場合、1株11,990円なので、最低でも1,199,000円の資金が必要になります。(銘柄コード:6758 / 2021年2月11日時点の価格)
これではなかなか購入することができませんし、複数銘柄に資金を分散させることも難しい金額になってしまいます。

しかし米国株であれば、1株から購入が可能です。日本株と同じように数百円(数ドル)から買える銘柄ももちろんあるので、手軽に投資を始められ、複数銘柄の保持によるリスクヘッジがしやすいことは間違いなくメリットと言えます。

米国株への投資には大きなメリットがある一方で、デメリットもあります。

2-2-4. デメリット:日本株に比べて売買手数料が割高

証券会社や契約しているコース・プランにもよりますが、米国株は売買手数料が割高になってしまいます。有名な証券会社だとだいたい約定金額の0.45%という設定が多いようです。

一方、日本株であればだいたいが50,000円以内の取引1回につき55~110円の手数料です。
また「一定の金額以内の取引は手数料無料」としている証券会社もあり、手数料なしでの取引も可能な場合があります。(例:1日合計100万円までの取引は手数料無料など)

※この項目内の料率や金額は、2021年2月時点の現物取引に関しての記載です

また、メリットともデメリットともとれる、日本株と米国株の違いについて、以下の2点が挙げられます。

2-2-5. その他1:為替変動による影響&外貨への資産分散

外国株の購入に伴う両替・純粋な両替のどちらの場合でも、円貨(日本円)と外貨を両替する際は必ず為替変動の影響を受け、また為替手数料が発生します。
為替変動で円高になれば円貨資産・利益が減り円安になれば円貨資産・利益が増えることになります。

また、円貨のみを保持していることは日本の経済にその価値を依存していると言えるため、外貨への両替・保持は資産の分散によるリスクヘッジの効果もあります。

2-2-6.その他2:米国株は値幅制限がない

日本株(東京証券取引所)では一日の値動きの幅が制限されています。よく”ストップ高”や”ストップ安”という言葉を聞きますが、これはその値幅制限に達したということです。
一方米国株にはその制限がないため、売買が多く行われればそれだけ株価が値上がり・値下がりします。値下がり幅も大きくなる可能性があるためリスクが伴いますが、それだけ株価が急成長する可能性を秘めているとも言えます。

2-3. 投資は自己責任で

投資は自己責任で行ってください。
当サイトに掲載している分析・コンテンツなどは、あくまでクロ個人の考えによって作成されているため、元本の保証や値動きの保証をするものではありません。
また、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めていますが、間違った情報や古い情報が混ざっている場合もあります。
何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

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