2022年1月3~7日に発表された米国企業の四半期決算について、個別記事のまだないものも含め、6社分の売上・EPS(アナリスト予想との比較)、売上や利益の推移を見ての簡単な所感をまとめました。
1. 四半期決算
1-1. エア・テスト・システムズ(AEHR)
半導体やその材料となる”ウェーハ”の品質テストソリューションを開発・製造・販売する。
最近はEVの炭化ケイ素デバイス需要の影響もあり、業績が好転している。
年単位で見ると、最近の売上は減少傾向かつ赤字続きですが、直近の3四半期では黒字となっています。

エア・テスト・システムズの四半期決算について詳しくまとめた記事はこちらにあります。
1-2. コナグラ・ブランズ(CAG)
大手食品メーカー。家庭用・業務用の両方のブランドを持ち、メインディッシュから調味料、スナックまで幅広く取り扱う。
今期はEPSがアナリスト予想を下回りました。
ただ、売上は増加傾向にあります。

1-3. ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)
薬局チェーンを展開する持株会社。
最近はアナリスト予想をクリアするEPSを出し続けています。
しかし売上は一貫して増加していません。

1-4. ベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)
日用品の小売チェーン。
EPS、売上ともにアナリスト予想に達しませんでした。
売上の減少が続いています。

1-5. コンステレーション・ブランズ(STZ)
アルコール飲料メーカー。
2四半期ぶりにEPSがアナリスト予想をクリアしました。
また、売上は少しずつ増加を続けています。

1-6. ラム・ウェストン・ホールディングス(LW)
冷凍ポテト製品を提供する食品メーカーの持株会社。
安定したアナリスト予想のクリアはできていませんが、今期はEPS、売上ともに達成しました。
近年の売上は停滞気味です。

2. まとめ
今週は食品関連メーカーや小売店の決算が多い回でした。
中でもコナグラ・ブランズ(CAG)、コンステレーション・ブランズ(STZ)は売上増加を続けており、今後の成長にも期待が持てそうです。
ただ、コナグラ・ブランズの直近の年間決算である2021年5月期の売上は、前期比1%の増加にとどまっています。
今回の内容は個別の分析記事とは違い、売上や利益にフォーカスした、より簡略的なものとなっています。なおEPS、売上はTradingViewの数値を使用させて頂いています。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。
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