2021.12.2Q決算総ざらい【DOCU/DOMO/MRVL/YEXTなど】

本日の注目企業決算速報
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2021年12月2日に発表された米国企業の四半期決算について、個別記事のまだないものも含め、11社分の売上・EPS(アナリスト予想との比較)、売上や利益の推移を見ての簡単な所感をまとめました。

1. 四半期決算

1-1. ダラー・ゼネラル(DG)

1ドル~10ドルで食品や日用品、家具などを販売するディスカウントストアチェーン。

今期はEPS、売上ともにアナリスト予想をクリアしました。
また、年単位で見た売上は2021年1月期まで増加を続けています。

DGのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-2. セキュアワークス(SCWX)

サイバーセキュリティを提供。デル・テクノロジーズの子会社。

今期はEPS、売上どちらもアナリスト予想をクリアしました。

また、年単位で見た売上は増加傾向でしたが、直近の四半期決算を見ると若干減少気味です。

SCWXのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-3. アサナ(ASAN)

クラウドベースのSaaSプロジェクト管理ツールなどを提供する。
様々な要素をタスクに紐付けることで、進捗の可視化、効率化を図る。

アナリスト予想をクリアし、売上は増加し続けています。

ASANのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-4. クーパー(COO)

コンタクトレンズの開発・製造・販売や、産婦人科市場への医療機器提供を行う。

今期はEPSがアナリスト予想を下回りました。

また、売上は2020年10月期に一旦減少(前年比)していますが、2021年10月期は再び増加に転じました。

COOのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-5. ドキュサイン(DOCU)

クラウドベースの契約書・署名の電子化ソフトウェアや関連サービスを提供。

アナリスト予想を達成し、売上も力強く増加し続けています。

DOCUのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-6. ドーモ(DOMO)

従業員から管理職まで、誰もがデータ共有・分析・可視化などを行えるクラウドベースのプラットフォームを提供する。
保存場所に関わらず全てのデータを集約し管理することができ、AIによる予測なども利用可能。

アナリスト予想をクリアし、売上も増加傾向を維持しています。

DOMOのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-7. マーベル・テクノロジー・グループ(MRVL)

ファブレス(工場を持たない)半導体メーカー。

直近3期はアナリスト予想をクリアしていますが、2021年1月締めの四半期は、端数でEPSの予想値を下回っています。

また、年単位で見ると売上の継続的な伸びはありませんが、直近2四半期で急増しています。

MRVLのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-8. スマートシート(SMAR)

共同作業を効率化するSaaS型プロジェクト管理ソフトを提供。

アナリスト予想をクリアし、売上も増加を続けています。

SMARのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-9. スミス・アンド・ウェッソン・ブランズ(SWBI)

銃器メーカー。

今期はEPS、売上ともにアナリスト予想を下回りました。

また、2021年4月締めの一年は売上が急増していました。

SWBIのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-10. アルタ・ビューティー(ULTA)

化粧品小売チェーン店。

最近はアナリスト予想をクリアする期が続いています。

また、新型コロナ感染拡大によって売上が減少していましたが、四半期の数値を見る限り、現在はほぼ回復したようです。

ULTAのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

1-11. イエクスト(YEXT)

検索エンジンやマップなどの店舗情報を店舗側で一元管理できる、デジタル・ナレッジ・マネジメント・プラットフォームを提供。

最近はアナリスト予想をクリアする期が続いています。

また、売上は増加傾向ですが、直近の四半期を並べると増加のない期もあるようです。

YEXTのEPS・売上_アナリスト予想と実績比較_2110

2. まとめ

マーベル・テクノロジー・グループ(MRVL)の売上が急激に伸びており、半導体の売り手市場の強さを感じます。

また、アサナ(ASAN)、ドキュサイン(DOCU)、ドーモ(DOMO)、スマートシート(SMAR)、イエクスト(YEXT)といった企業向けIT、BIサービス(プロジェクト管理や電子化など)は、成長幅の違いはありますが、まだ事業拡大を続けています。

今回の内容は個別の分析記事とは違い、売上や利益にフォーカスした、より簡略的なものとなっています。なおEPS、売上はTradingViewの数値を使用させて頂いています。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。

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