2021年11月1日に発表された米国企業の四半期決算について、個別記事のまだないものも含め、9社分の売上・EPS(アナリスト予想との比較)、売上や利益の推移を見ての簡単な所感をまとめました。
1. 四半期決算
1-1. アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループ(AMG)
投資運用サービスを提供。
アナリスト予想を上回り続けていましたが、今期は売上が予想値より2%ショートしました。

1-2. クロロックス・カンパニー(CLX)
漂白剤・洗剤の大手メーカー。
前期はEPS、売上共に予想値に達しませんでしたが、今期はどちらもクリアしています。

1-3. マッケソン(MCK)
医薬品の棚卸業者大手。
今期はEPS、売上共にアナリスト予想をクリアしました。
特にEPSは前期に続いて30%以上の余裕を持った数値です。

1-4. ロウズ・コープ(L)
石油・ガスの採掘や損害保険など様々な事業を手がけるコングロマリット。
EPSのアナリスト予想を44%超えてクリアしました。
ただ、最近のEPS数値自体は低下傾向です。

売上の予測値が見られなかったため、実績のみを掲載しています。
1-5. オン・セミコンダクター(ON)
半導体メーカー。
EPS、売上共にアナリスト予想をクリアし続けています。
また、どちらも強い上昇傾向にあります。

1-6. アリスタ・ネットワークス(ANET)
ネットワーク機器メーカー。
アナリスト予想をクリアし続けています。
また、最近は数値自体も上昇傾向が強いです。

1-7. ウィリアムズ(WMB)
天然ガスを扱うエネルギーインフラ企業。
今期はEPS、売上ともにアナリスト予想を達成しました。

1-8. エナジー・フュエル(UUUU)
ウラン、バナジウムの採掘、生産、開発を行う。
アナリスト予想を下回る期が多いですが、今期は予想通りの結果となっています。

1-9. アメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)
水道、電気サービスを提供する持株会社。
最近は連続してアナリスト予想をクリアしています。

2. まとめ
半導体メーカーやネットワーク機器メーカーが好調な結果でした。
半導体不足が話題となっていますが、それだけ様々な分野での電子化、ネットワーク化の需要が高まっているため、メーカーは売上・利益を大きく積み上げています。
今回の内容は個別の分析記事とは違い、売上や利益にフォーカスした、より簡略的なものとなっています。なおEPS、売上はTradingViewの数値を使用させて頂いています。
また、記事の内容はあくまでクロの考え・判断を中心に構成されているため、投資の際はご自身の判断の上、自己責任で行ってくださいますよう、お願いいたします。
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